石窯を造ってみる

自産自消
 
最近、様様なところで「自産自消」という言葉が使われているのだそうだ。
ついでに ネットで意味を調べてみると、「自分で作ったものを自分で食べる」と書か れていて、ほぼ、どれもこの意味の様であり、「地産地消」から派生した食べ物を想定した言葉と 想像される。

私も以前から使用している言葉なのですが、似てはいるものの意味はやや異なる様です。
私の自産自消は、「自分に必要なものは、自分で作る・造る・創る」と言う意味になります。
3年前にオフグリッド(独立)型太陽光発電をはじめるに当たって、使い始めたものです。
従って、食べるものに限ってはいないことと、主体が明確に異なります。
もちろん、全てをつくりだせる訳ではなく、 「出来る範囲で」という前置詞は付くのですが。

例えば、必要な 電気はオフグリッド型太陽光発電(電力会社との契約が無いので配線工事も自分)で、LEDを使用した直流照明器具は変換ロスが無く、抜群の省エネ性能を誇る。
欲しいと思った趣味のための小屋や必要と思った家具類は、日曜大工でのんびりと造る。
たっぷり食べたいヨーグルトはヨーグルトメーカーで、パンやヨーグルトにジャムが欲しいと思って庭に植えたブルーベリーやラズベリー、はちみつも欲しいがさすがに養蜂は断念。
うどんやそばやパスタは、手こね用の大きなボールとパスタマシンで作る。
ちょっとした野菜が欲しいので庭を潰して家庭菜園で作り、果樹が欲しいので庭の隅に数種類・数本を植えた。
生活に欠かせない給水は井戸ポンプがあれば良い。ヨーグルトに入れたり飲料にもしたいお茶を挽いた挽き茶。
そして、これまでは ガスを使用していたケーキやパン焼き、お菓子類やパイ焼き等には、 これからはガスや電気を使用したくないので、今回築造する石窯。と言った具合。

なお、「電気やガスを使用したくない」ために」と言うのは、「必要なものではないのでは?」
と突っ込まれそうですが、ここでの必要なものは「電気やガスを使用しないで調理の出来 る環境」となり、間違いではありませんので、念のため。
自給自足とどう違うのかと問われました。
私の自産自消は、自給自足と確かに良く似ています。しかし、決定的に違うのは「自足」の部分です。「自足」は「自ら足る」で、満足すると言う意味です。
私の自産自消には、「自ら足る」と言う部分がありません。常に疑問と改善の余地(余地と言うよりは必要と言ったほうが正しい)が付いて回ります。
従って、私は「自産自消」と「自給自足」を、別の意味で使用しています。
 

架台作成

火床作成 側後壁作成 アーチ作成 焚口・扉作成 燃焼実験
 

石窯トップ

ご連絡等 石窯図面 石窯マイスター

ジオトーロ

石窯の記録 自産自消 管理人 HOME