この「かまぼこ型石窯」の図面については、煙道を設置してはいない。
小型の石窯では、煙道は熱の損失を大きくするものであり、一利百害と思うからである。
しかし、燃焼効率を上げるためには煙道を設置するのが有効であると思われますので、他に方法を考えてみたいと思います。
また、箱型の石窯は燃焼速度を考えたときに不利(低くすれば燃え難く、高くすれば輻射熱の損失が大きい=私のイメージでは)と考えて却下しました。
言い換えれば、「箱型石窯」の欠点を補うのが「かまぼこ型石窯」と言うことです。
あくまでも私のイメージで、科学的裏付けは確認していませんので、悪しからず。
要は、私が石窯に求める3つの条件さえ満たせれば、「小さく軽く安く」が良いのです。
燃焼効率を考えると天井は高く、輻射熱の利用を考えると天井は低く、その折り合える点が分からない。分からないが、自分なりに妥協点を考える。
多分、小さすぎるこの石窯は、パン焼き窯にはならないだろうとは思っているが、ピザ焼き窯としては十分な性能を持つとも考えている。
どの程度の大きさがあればパン焼きに必要な蓄熱が出来るのかを知ることは出来る。 |