石窯を造ってみる

石窯の設計
図面を書く前に、先ず3つの初期設定を確認する。
 @可搬型とする。(架台は木製)
 A実験用のため、後日の解体・材の再使用を可能とする。
 B後日の解体も考慮し、予算は総額20,000円以内とする。
初期設定を実現するための方法を考える。
 @について、総重量(架台を含む)は240kg以内とする。
  とすると、架台をざっくりと30kg程度と見込み、結果的に耐火煉瓦の重量は210kg
  となる。

 ・2×4は6フィート材で3.1kg程度らしいので、これを5丁ほど使用し、計15.5kg。
 ・ノーパンクタイヤ(一輪車用)は2kg程度らしいので、計8kg。
 ・その他もろもろで計5kg程度とすると、架台計終了は30kg程度で収まると思う。
 ・耐火煉瓦の重量は1本当たり3.5kgらしいので、210kgを3.5kgで割り算してみると
  60本ということになる。

なお、それぞれの根拠については深い考察に基づくものではないし、計画や作成につい
ては参考書も用いてはいない。(私の空想・机上の空論であることは先に述べた通り)
唯一、石窯の実物を見たのは「コープの森」にある直径1m程のドーム型石窯のみで、
これに多多疑問を生じて、「こうした方が良いのではないか」、「自分ならこうする」という
ところからそれを試してみようと思い立った次第です。
「多分、こんな感じ」とか、「この程度で良いのでは?」と言う程度のもので、初めて造る
実験用石窯であり、「うまくデータが収集できれば良いな〜〜」のレベルなので、これで
何の問題も生じない。
ちなみに、総重量240kgは大人4人分。どうせ可搬するなら車に私一人と石窯を乗せて
合計5人分という、実に単純で明快な発想に基づいている。
なお、上記の理由から内容については責任が持てませんので、悪しからず。
 A実験の結果を踏まえて新たな実用石窯を構築する際に、解体した材を再利用する
  ためのことを考えて設計を行う。
 B予算総額は、アベノミクスによる円安および消費税のアップ以前であれば楽勝で
  あるはずの金額なのですが、残念ながらアベノミクスの負の面をもろ受けた現在で
  は、かなりチープな予算となってしまう。耐火レンガは1本あたり50円くらいの値上
  げになっているようで、1本あたり230円ほどになっているらしい。
  架台用の材木も値上げされており、耐火コンクリートも含めた雑材を6,500円ほど
  と見込み、残り13,500円を230円で割れば58本ほどしか買えない。
  雑材費をやりくりして耐火レンガ60本を購入して石窯を築造したい。
 
最初は、どのサイズであればどれくらいの本数になるのか見当が付かなかったので、
とりあえず適当に図面を書いてみた。
 
先ず、箱型は検討しない。なぜなら、利点は小型化が出来る以外に何も見い出せず、
欠点ばかりしか思い浮かばないからだ。
 
図面は、少しずつ変更した結果として石窯だけで30枚以上描いている。
ざっくりかまぼこ型から初めて、後壁部の収まりを変え、さらに収まりを変えて、次に
焚口を変え、その焚口を変えた。これがMサイズの図面である。
その次に、それぞれの図面から本数を減らして作図してみた。Sサイズの図面である。
それから、それぞれのレンガの本数を数え、それを図面に落とし込んでみた。
さらに、その次の可能性を考えて、一回り大きなLサイズの図面を作成した。

その後、ホームセンターで売られている唯一の「フランス耐火レンガ」なるものを確認
するに至り、その耐火レンガのサイズに合わせて図面を書き直した結果である。
 
ドーム型の検討 LJ-5 MJ-5D SF-5D3改

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