石窯を造ってみる

かまぼこ型石窯の築造 その
いろいろと書いて来たが、ここであっさり築造する石窯の計画を翻そうと思う。君子豹変だ。

可搬型を諦め、固定型とする。簡単に言えば、欲が出てきてしまったと言うこと。
ピザ窯であるなら、当初計画の可搬型で何ら問題は無いだろうと思うが、造りたい石窯が パン焼き窯である以上、蓄熱量の絶対的不足が予想される。
ちなみに、私の言うパンとはたまに食べるパンでは無く、毎朝食べる食パンである。型に  入れて200℃前後の温度を30分ほど維持しなくてはならないのだ。
これが出来れば、他のパンやケーキ、ましてやピザを焼くのに何の支障も無いはずだ。
現在はリンナイのガス窯を使用しているが、これを全面的に石窯に切り替えたいので
あり、これが出来なければ石窯を造る意味は無い。(もっとも、これが実験用の窯である
ことに変わりは無い)
 
と言う訳で考え方を大きく変更するが、設計自体はそれほど大きく変わる訳ではない。
数多く作成した図面の内の別のプラン(Mサイズタイプ)に変更するだけのことである。
耐火レンガを73本・窯内体積39Lのタイプであり、それには煙道が付き、耐火レンガの
総重量は255.5kgとなるタイプ(MJ-5D改)である。
変更する窯が当初計画と根本的に異なるのは、蓄熱用にモルタルを厚く重ねたいと思う。
そのために重量が30〜50kg程度(実験の結果を見ながら重ねて行く)は増えると思わ
れるため、その300kg弱の重量を受ける必要があって、可搬式は断念した。
取り急ぎ、石窯を 固定設置をするたもの位置を決めた。そのど真ん中には、勝手に生えた木ではあるが、椿の木が一本ある。
何をするときにも、結構、邪魔な位置にあり、何度か伐ろうと思ったけど、今まで伐らずに 来たものなので、 愛着は全く無いのだが、伐るのには何となく忍びない思いがある。
しかし、 敷地内に石窯を設置できる場所はそうある訳ではないので、止むを得ず伐ること にする。が、もちろん、その木は乾燥させて薪として木生を全うしてもらう予定だ。
 
 
 

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